通常の沸騰ポットとして使用していた Sandoo の電気ケトルが少し水漏れするようになりました。
白湯用には PRISMATE の電気ケトルを使用していますが、あらためて温度調整ができて白湯用にも使えそうな電気ケトルを探したところ、HEYVALUEの調乳ポットを発見しました。
これがかなり白湯ダイエット用の電気ケトルとして優秀だったのでレビューしてみました。
ダイエットと白湯について
いろいろなダイエットで「1日に水を1.5~2L飲む」のが重要だと言われています。
自分も以前「月曜断食」で実践したところ、実際に水を大量に飲むことでダイエット効果が上がることを実感しました。
ちなみに「白湯ダイエット」という言葉もあるように、水より「白湯」の方がダイエット効果もあり良いのですが、「1日に2Lの白湯を作る」のが大変です。
「ダイエットでの白湯の効果と簡単な作り方」の記事で大量の白湯を簡単に作る方法を紹介しましたが、具体的には以下です。
- 活性炭の浄水器で水道水を浄水にする。
- 温度指定できる電気ケトルで60℃くらいで保温する。
購入の経緯
ウチには電気ケトルが2台あり、それぞれ以下の目的で使用していました。
- キッチンでコーヒーやラーメン等のために浄水を沸騰(Sandooの電気ケトル)
- テレワーク中に白湯を飲むために浄水を60℃で保温(PRISMATEの電気ケトル)
ところが最近になって、Sandoo の電気ケトルがときどき水漏れしていることに気付きました。
買い替え用に沸騰用としても白湯用としても使える電気ケトルを探して、一番良さそうだったのが HEYVALUEの調乳ポット(Baby Bottle Warmer)でした。
現在は白湯用としてHEYVALUEの調乳ポットを使用していますが、これまでよりも使いやすくて白湯用としてはベストだと思います。
白湯用にも使える電気ケトルの条件
白湯用にこれまで温度調整と保温が可能な3台の電気ケトルを購入しましたが、実際に購入するとWebの情報だけではわからないことが多かったので、気を付けるべきポイントをまとめてみました。
- 外観:中の水の量が見えないと残量がわからず補充のタイミングがわかりづらい。また口が大きくないと手を入れて洗えない。口の大きなガラス製がベター。
- 容量:1日に2L飲むことを考えると少なくとも1L以上は欲しい。
- 操作ボタンの位置:ケトル本体に操作ボタンが付いてる場合、台から持ち上げると電源が切れるため設定温度などがリセットされます。操作ボタンは台側に付いてるものを選びましょう。
- 温度調整:温度調整は細かい方が嬉しいが1℃刻みは設定に時間がかかるので、5℃刻みくらいがちょうどいい。また現在の温度がわかる方が良い。
- 保温設定:沸騰せずに設定温度で保温と一旦沸騰して設定温度で保温の両方あるのがベター。
- 保温時間:保温が切れるとまた保温の設定が必要となるため、保温時間は長い方がいいがあまり長く無いものが多い。
- 音:音量やオンオフを調整できるものは無さそう。音が大きすぎると夜中に操作がしづらい。
- 消費電力:消費電力が小さいと沸騰までに時間がかかる。
これまで購入した温度調整可能な電気ケトルの比較
白湯用に自分がこれまで購入して使用してきた電気ケトルを比較してみました。
今は PRISMATE をキッチン用、HEYVALUE をテレワーク用に使ってますが、かなり理想的だと思っています。
メーカー | Sandoo | PRISMATE | HEYVALUE |
機種 | KE1210 | PR-SK022 | K115 |
写真 | |||
外観 | ステンレス 口が小さい | ガラス 口が大きい | ガラス 口が大きい |
容量 | 1.0L | 1.5L | 1.2L |
操作 | 本体側 | 台側 機能毎のボタン | 台側 |
温度調整 | 1℃単位 | 機能毎に固定 | 1℃単位 |
保温設定 | 操作の仕方で どちらも対応は可能 | 沸騰有無選択可 | 沸騰有無選択可 |
保温時間 | 30分 ※持ち上げるとリセット | 3時間 | 24時間 |
音 | 大きい 頻繁に鳴ってうるさい | 普通 | 普通 |
消費電力 | 1000W | 1000W | 600W |
梱包サイズ | 325 x 239 x 206 | 362 x 284 x 258 | 293 x 232 x 194 |
本体サイズ | 290 x 160 x 210 | 155 x 210 x 210 | 249 x 150 x 150 |
梱包重量 | 1.42kg | 2.38kg | 1.38kg |
本体重量 | 725g | 834g | NA |
水道水1L(28℃) の沸騰時間(実測) | 約7分 | 約7分30秒 | 約11分 |
実際に使って 良かった点 | ・温度が1℃単位 | ・ガラスで見やすく 洗いやすい ・容量が大きい ・チーズフォンデュ 温泉卵などにも使える | ・ガラスで見やすく 洗いやすい ・温度が1℃単位 ・操作がわかりやすい ・保温時間が長い |
実際に使って 悪かった点 | ・手を入れて洗えない ・音がうるさく 操作のたびに鳴る ・持ち上げるたびに 保温の再設定が必要 ・残量がわかりづらい | ・価格が高め ・添付品が邪魔 ・温度設定が 細かくできない | ・白湯用だと特に 悪い点は無し ・必ず保温になるので 切りたい場合は切る 必要がある |
HEYVALUE 調乳ポット(Baby Bottle Warmer)
調乳ポットとは
調乳とは、赤ちゃん用に粉ミルクをお湯と混ぜてミルクを作ること。
調乳に使うお湯は一度沸騰させて70℃~90℃に少し冷めたものを使用するのが推奨されており、通常の沸騰ポットでこれを行うのは大変。
ミルクをあげるたびに70℃のお湯を作るのが本当に大変であるため、ベビーメーカーのピジョンから一度沸騰して70℃で保温する「調乳ポット」が発売されており評価が高いですが、電気メーカーで無いため価格が高く、調乳に特化しているので温度設定できなかったり、場所を取るけど量が少なかったりとHEYVALUE の方が良さそうです。
メリット
- デザインがおしゃれで1.2Lと容量も大きく口が広いので手を入れて洗える
- 日本仕様で日本語マニュアル付き
- 操作がシンプル
- 沸騰せずに設定温度で保温も、沸騰後に設定温度で保温も可能
- 保温の温度は35℃~95℃まで1℃単位で設定可能
- 保温時間が24時間と長く、水が乾くと自動で停止する
- 時間予約までできる
- ピー音がほどよい音量
デメリット
- 600Wと他の電気ケトルと比較して消費電力が低いため沸騰するまでに時間がかかる
- どの操作でも最後は保温になるため電源オフは手動操作が必要
- 予約した時間からスイッチが入るので沸騰後70℃で保温などを予約する場合は実際に70℃になって欲しい時間から逆算して予約する必要がある
- ピー音はうるさく無いがオフにはできない
ちなみにAmazonで1000Wと書かれてますが、実際に届いた製品は600Wでした。
外観
箱から出すと、電源が付いた台、本体、フタ、日本語の説明書だけでシンプル。
値段を考えると作りは良いと思います。
15cm x 15cm と、台の場所もあまり取られないのもいいですね。
見た目が可愛くて良いですね
裏側などもシンプルで悪く無いです
操作方法
保温機能
自分の場合はだいたい保温を使ってて設定温度はいつも同じなので、電源⇒機能の2クリックでOKです。設定温度を変更したい場合は+-ボタンで、35℃~95℃で1℃単位で設定できます。
左の現在℃が少しづつ上がって行き、設定℃になるとピーと音がして保温になります。
保温は温度が下がるとときどき少し温めるというのを繰り返してて、最大24時間続くので、必要なくなったら電源ボタンでOFFにします。
- 電源OFF時
- 電源ボタンでON
- 機能ボタンを1回押して保温を選択
- 設定℃は以前のが出るので必要なら+-ボタンで変更
沸とう機能
一度沸騰させて保温をしたい場合は、電源⇒機能⇒機能の3クリックでOKです。
設定温度を変更したい場合は+-ボタンで、35℃~95℃で1℃単位で設定できます。
左の現在℃が上がり一旦100℃で30~40秒ほど沸とうした後、温度が下がってきて設定℃になると保温になります。
保温は温度が下がるとときどき少し温めるというのを繰り返してて、最大24時間続くので、必要なくなったら電源ボタンでOFFにします。
- 電源OFF時
- 電源ボタンでON
- 機能ボタンを2回押して沸とうを選択
- 設定℃は以前のが出るので必要なら+-ボタンで変更
予約機能
機能ボタンを3回押すと予約が使えます。
予約時間は最大24時間まで設定できて、その後、機能ボタンで保温か沸とうかを選択、必要に応じて設定温度を変更という感じで、操作は直感的にわかりやすいです。
設定温度を変更したい場合は+-ボタンで、35℃~95℃で1℃単位で設定できます。
予約時間後に電源が入るので、たとえば現在0時で朝7時に一度沸騰させて70℃で保温して欲しい場合、「予約時間を6時間⇒沸とう70℃」で設定すれば、朝6時に電源が入り沸とう、70℃に冷めたところで保温となります。
保温は温度が下がるとときどき少し温めるというのを繰り返してて、最大24時間続くので、必要なくなったら電源ボタンでOFFにします。
- 電源OFF時
- 電源ボタンでON
- 機能ボタンを3回押して予約を選択
- 何時間後に電源を入れるかを+-ボタンで設定
- 予約時間は最大24時間まで設定可能
- 予約時間を指定して機能ボタンを1回押すと保温
- 設定℃は以前のが出るので必要なら+-ボタンで変更
- 予約時間を指定して機能ボタンを2回押すと沸とう
- 設定℃は以前のが出るので必要なら+-ボタンで変更
1ヶ月使ってみた感想
自分の場合はテレワーク中に白湯を飲むために朝1Lほど浄水を入れて65℃で保温してますが、65℃は記憶してくれているため [電源]⇒[機能] の2クリックの操作だけで良くて非常に楽です。
デメリットにあげた内容も自分の使い方では特に問題になることが無いため、個人的にはとても気に入ってます。
沸騰までの時間は少し長いので、沸騰させるくらいしか使わない人が1台目の電気ケトルとして買うのには合わないかもしれないですが、機能的には使いやすく、いろいろな用途に利用できるので時間が気にならない場合は1台目でも良いと思います。
最後に
長引く円安で輸入品は軒並み価格が上昇しているため、全て同じ状況ではありますが、今後も価格は上昇傾向と思われます。
HEYVALUE のページで約$50であるため、130円/$ だと6,500円、140円/$ だと7,000円。
HEYVALUE の調乳ポットは楽天は販売していないためYahooとAmazonになりますが、Amazonの方は現在(8/1)は300円offクーポンもあり、Amazonでクーポンを利用するとかなりお得でした。
白湯用や調乳用の電気ケトルを考えている方にはもちろん、通常の電気ケトルとしても自分としてはとてもオススメな製品です。
コメント