前回の日記「【自作PC】6年前の自作マシンがグラボ増設で VR Ready になりました!」で書きましたが、自作マシンを VR Ready にするために購入した部品が届きました。
自作マシンを新しいケースと電源に乗せ換えて、グラフィックボードを増設した作業のメモを記載しておきます。
構成変更後の自作マシン
以下が構成変更後の部品一覧と今回かかった費用です。
部品 | 製品 | 今回購入価格 | 備考 |
---|---|---|---|
CPU | Intel Core i5-6500 | 保有 | PC工房中古 |
CPU-FAN | リテールファン付き | - | CPU付属 |
GPU | msi GeForce GTX 1660 Ti gaming X 6G | \ 19,000 | フリマアプリ |
マザーボード | ASRock Fatal1ty Z170 Gaming-ITX/ac | 保有 | ヤフオク |
メモリ | TEAM DDR4 PC4-19200 16GB x2 | 保有 | Amazon |
HDD | Samsung 870 EVO 500GB SSD | 保有 | Amazon |
CD/DVD | IO-DATA DVRP-U8LW USB-DVD | 保有 | ビックカメラ |
ケース | DEEPCOOL MACUBE 110 | ¥5,159 | 通販 |
電源 | Apexgaming AG650M GOLD | ¥5,779 | フリマアプリ |
マウス | Buffalo BSMBU100BK USBマウス | 保有 | ビックカメラ |
キーボード | Buffalo BSKBU02BK USBキーボード | 保有 | ビックカメラ |
ディスプレイ | Fujitsu VL-220ST | 保有 | ヤフオク |
OS | Windows 7 Pro プロダクトキー (Win10Pro up済) | 保有 | ヤフオク |
合計 | ¥29,938 |
グラボを入れて3Dグラフィックの性能が上がりましたが、普段はゲームはやってないので体感で性能アップは今のところ感じては無いです。笑
ただ、今のスペックでさほど遅いと感じたことは無いので、見た目が良くなったのが大きいですね。
あと一気に部品を揃えるのは高いですが、次回はケース・電源・グラボが不要なので、4、5万くらいで大幅にスペックアップできそうです。
作業したことのメモ
ちなみに自作PCをいじる場合、下手すると起動しなるし、ネットで調べたいことがでてきたりするので、できればもう一台インターネットが使えるPCがあるとベターです。
今はスマホがあるので、最悪はスマホがあれば何とかなるとは思います。
旧機器からマザーを取り出し

マザーボードとSSDを取り出してみました。
横のスマホは Android の Aquos SHV45(5.5インチ)ですが、iphone13 などと同じくらいのサイズなので、mini ITX の小ささがわかりますね。
オンボードGPUがあるので基本的にこれと電源があれば動きます。
次回、別のマザーに乗せ換える時は小さいケースにこれを入れて何かに使いたいところです。
マザーをケースに設置

まずはマザーをケースに乗せてねじ止め。
右上のケーブルはケース前方上部の電源ボタン、リセットボタン、USB、イヤホン端子のケーブル。
配線はなるべく板の裏側を通してガラス面からできるだけ見えなくしました。
マザーボードのどこに配線すればいいかは、ケースのマニュアルとマザーボードのマニュアルを見て該当の位置に差します。
マザーボードのマニュアルは ASRock のページでダウンロードできます。
ケースのマニュアルは紙が入ってましたが、トリセツのページでダウンロードできました。
・ASRock Fatal1ty Z170 Gaming-ITX/ac
・DEEPCOOL MACUBE 110
ケース(MACUBE 110)のマニュアルを見ると、スイッチ類のケーブルの説明がありました。

マザー(Fatal1ty Z170 Gaming-ITX)のマニュアル p7、p9 で確認すると、No.11がパネルヘッダーで POWER、RESET、HDD LEDを接続するところです。
また、No.8 が USB3.0 で、No.17 が AUDIO ですね。

p21、p23 にパネルヘッダー、AUDIO、USB3.0 の詳細が載ってました。

USB3.0 と AUDIO は指す方向がなんとなくわかりますが、パネルヘッダーは初めてだと良くわからないと思います。
マザーからはピンが立ってて、POWER、RESET、HDD LED は+と-の2つ穴があるので該当のピンに差します。
ちなみに GND はグランド(アース)のことで-(マイナス)の意味になります。
なので、[PWRBTN#][GND] にPOWER、[RESET#][GND] にRESET、[HDLED+][HDLED-]にHDD LEDを差せば良いです。
ちなみに、[RESET#]には左右に[GND]がありますが、どちらを使ってもOKです。
あとは背面のファンの電源ですが、ファンからはマザーボードに接続する用の3pinの端子と電源に接続する4pinの端子が縦列になったケーブルが伸びており、どちらに差してもいいようになってました。
電源からはケーブル増えて面倒なのでマザーボードに差すことにします。
さきほどのマザーボードの図を見ると、No.3、No.5 がシャーシファンになってるので、どちらか近い方を使えば良いです。
また、マザーボードは4pin端子で、ファンからは3pin端子になってますが、4pin目が FAN SPEED CONTROL で、スピードコントロールに対応してないファンは1~3pinに接続すればOKです。
わかりづらいですが 1~3pin の横に板が立っており、そこに合わせて差す形になってるので間違えづらいようにはなってます。
電源と配線

電源が入った状態で配線をいじってると端子間を手で触ってショートさせて壊れる可能性があるので、配線をする時は必ずコンセントからケーブルを抜いておくことが重要です。
また、今回は触りませんが、CPUなどは静電気で壊れる可能性があるので、安全のため静電気防止リストバンドや手袋を付けたり、CPUのピン側を触ったりしないようにしましょう。
昔、静電気で買ったばかりのCPUがイってしまったことがあり、CPUだけは細心の注意を払うようになりました。笑
ケースに電源をねじ止めして、電源から必要な配線をできるだけ配線が見えないように注意しながら穴を通して接続します。
「プラグイン型」とか「モジュラー式」と呼ばれる電源の場合は必要な配線のみ接続して使えるので、無駄な配線が無くて良いです。
ちなみに自分が使った電源は箱の側面やWeb上に情報があるくらいでマニュアルはありませんでした。
一通り配線が終わると電源が入る状態になるので、ケースを閉める前に、一旦、電源が入るかなどをチェックするのがいいです。
次のグラボ設置を行う時には電源ケーブルは抜いて作業するようにしましょう。
グラボを設置
グラフィックボード(GPU)はディスプレイ端子(HDMI、DisplayPortなど)を出す必要があるので、ケースの横のPCIカード用の穴を開ける必要があります。
このケースは一度穴を開けると閉じれないタイプで、何回か曲げると切れてはずせます。

マザーボードのPCI-Eポートにグラフィックボードを差して、ケースにねじ止めします。
あれ?グラボが斜めになってる!?変だと思ったら、グラボのネジ穴を間違ってました。笑

ちょっと手こずりましたがなんとか設置できました。
結局、ケース穴は念のため2つ分開けてます。

グラボは電源を食うので電源からPCI-E用の電源を引っ張ってきて差す必要があります。
PCI-E用の電源は6pinと8pinの2種類ありますが、使用した電源は6pin+2pinという形でどちらでも対応可能でした。
グラボ側が8pinだったので、6pin+2pinで接続しました。

ディスプレイ用のHDMIケーブルをグラボにつないで、電源ケーブルをつないで電源を入れてみます。
あれ?画面がでない?
HDMIケーブルをマザーボード上のポートにつなぐと表示されました。
マザーにオンボードで機能が乗ってる場合、部品で同じ機能を追加するとバッティングするので、だいたいはBIOS設定でオンボードの機能をオフにできます。
・ASRock Fatal1ty Z170 Gaming-ITX/ac
マニュアルを見ると、p62に「Primary Graphics Adapter」という項目を「PCI Express」にすれば良さそうです。
ということで再起動して、[DEL]でBIOSメニューを開きます。
「Primary Graphics Adapter」という項目を「PCI Express」にして保存して終了。
再度、HDMIケーブルをグラボに繋いで起動してみると画面が出ました!
グラフィックボードの性能測定
3Dゲームや動画制作などのアプリでないとグラフィックボードを使わないので、ブログ書いたりネットサーフィンしたりしてるくらいではグラフィックボードの有無で性能はほとんど変わりません。
でもせっかくグラボを乗せたので、3Dの画面も見てみたい。
ということで性能測定をやってみたので、次回、やり方と結果を記載しようと思います。
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