ペリフェラル は Amazon prime video で独占配信している海外ドラマで、シーズン1は約1時間x全8話の構成になってます。
原作は William Gibson で全3部作の1作目「The Periferal」。原作は2作目「Agency (The Jackpot Trilogy)」まで発売されており、ドラマ版のシーズン2も既に予定されてるそうですが、原作の1作目とドラマ版では内容や結末が違うらしく、シーズン2がどうなるかとても楽しみです。
2023年2月にはシーズン2の制作が決定され、2024年公開に向けて撮影が開始されてましたが、7月に始まった全米のストライキの影響で打ち切られることが決まったそうです。。
今のところ続きを知りたければ英語の原作小説を読むしかないんですね。。せめて日本語版が販売されるといいのですが。。
とても面白かったのですが、すぐには理解できない内容も多く、もう一度最初から見てしまいました。笑
このブログでは自分のように『見たけどよくわからなかった』という方向けに、後の話のネタバレが無い程度に各話毎のあらすじ、相関図、考察などの情報をまとめてます。
ペリフェラルをまだ見て無い方は面白くてオススメの作品なので、ぜひ Amazon prime video で先に各話を見てから読んでください!
- ペリフェラル ~接続された未来~ シーズン1
- 登場人物
- 第3話までのあらすじ
- 第4話のあらすじと考察
- 2075年 どこかの廃墟(アリータ、ウルフの子供の頃の回想シーン)
- ロンドン(ウィルフとレヴ、アリータのインプラント)
- フィッシャー家(トミーの心配とフリンの卒倒)
- リサーチ研究所(ダニエルがコイドで復活)
- クラントン救急病院(ディー・ディーがフリンの検査)
- フィッシャー家(フリンの不調についてバートン、レオン、コナーで対策)
- ロンドンのレヴ邸(ウィルフとレヴの妻ドミニカのダンス)
- ロンドンのバージニアウォーター(レヴとヌーランド博士)
- ロンドンのレヴ邸(コナーがフリンのペリフェラルに入る)
- フィッシャー家(フリンとウィルフ、アリータが姉とカミングアウト)
- ロンドンのバージニアウォーター(レヴのスタブでの目的)
- フィッシャー家(フリンとバートンとコナーで作戦会議)
- ロンドン、レヴ邸(フリン、ジャックポットを知る)
- 第4話の感想
- 第4話までにわかったこと
- 第4話まででわからなかったこと
ペリフェラル ~接続された未来~ シーズン1
「ペリフェラル ~接続された未来~」の主要舞台は未来のアメリカの田舎町。ボロボロになった家族を何とか立ち直らせようとする女性、フリン・フィッシャーを中心とした物語である。フリンは賢く、野心的だが、未来が見えない毎日に希望を失っている。そんな彼女にある日、未来からの接触がある。人類の運命、そしてその先に何が待ち受けるのか。「ペリフェラル」で、稀代のストーリーテラー、ウィリアム・ギブスンが、目のくらむような幻惑的な世界を垣間見せる。
Amazon prime videoideo
登場人物
第4話までの登場人物一覧
登場人物(俳優) | グループ | 備考 |
---|---|---|
フリン (クロエ・グレース・モレッツ Chloë Grace Moretz) | フィッシャー家、 フォーエバーファブ店員 | リサーチ研究所の何か秘密の情報を 見たことで命を狙われる |
バートン (ジャック・レイナー Jack Reynor) | フィッシャー家、 元海兵隊仲間 | フリンと共に命を狙われる、 ハプティックが使える、 戦いに精通している |
エラ (Melinda Page Hamilton) | フィッシャー家 | フリンの母親、 目が見えなかったが未来の薬で 見えるようになる |
コナー (Eli Goree) | 元海兵隊仲間 | バートンの友達、 片手両足が無く酒に溺れてる |
レオン (Austin Rising) | 元海兵隊仲間 | バートンのいとこ、 ハプティックが使える |
カルロス (Chuku Modu) | 元海兵隊仲間 | バートンの友達、 ハプティックが使える |
リース (Moe Bar-El) | 元海兵隊仲間 | バートンの友達、 ハプティックが使える |
ビリー・アン (Adelind Horan) | フリン友達 | フリンの親友、 ジャスパーの妻 |
メイコン (Miles Barrow) | フォーエバーファブ店員 | フォーエバーファブ店員、 メガネ、ハッカー |
エドワード (Gavin Dunn) | フォーエバーファブ店員 | フォーエバーファブ店員、 太った方 |
コーベル・ピケット (Louis Herthum) | 薬の売人 | 薬の売人のボス、 ジャスパーの叔父 |
コーベルの妻 (India Mullen) | 薬の売人 | コーベルの若い妻、 頭が良くコーベルの相談役 |
アティカス (ハリソン・ギルバートソン Harrison Gilbertson) | 薬の売人 | 薬の売人のリーダー |
キャッシュ (Duke Davis Roberts) | 薬の売人 | 薬の売人の用心棒、 コーベルに殴られる奴 |
ジャスパー (Chris Coy) | 薬の売人 | ピケットの甥、 ビリー・アンの夫 |
トミー (Alex Hernandez) | 警官 | 保安官助手、バートンの友達、 フリンが好きだった人、 医者のディー・ディーの婚約者 |
ディー・ディー (Hannah Arterton) | 医者 | 街の病院のお医者さん、 フリンの好きなトミーの婚約者 |
レヴ・ズボフ (JJ Feild) | クレプト政権 | アリータに過去にアクセスする 入口を作らせる、 行方不明のアリータを探す |
ドミニカ (Claire Cooper) | クレプト政権 | レヴ・ズボフの妻、 クレプトの頂点のゾロトフ家 |
アッシュ (Katie Leung) | クレプト政権 | 過去とのトンネルを保つ技手 |
オシアン (Julian Moore-Cook) | クレプト政権 | 過去とのトンネルを保つ技手 |
ウィルフレッド・ネザートン (ウルフ) (Gary Carr) | クレプト政権 | レヴがアリータを探すために 雇ったフィクサー、 アリータの義理の弟 |
アリータ・ウエスト (Charlotte Riley) | リサーチ研究所 | フリンにリサーチ研究所の 何か秘密の情報を見せる ウィルフの義理の姉 |
シェリス・ヌーランド博士 (T'Nia Miller) | リサーチ研究所 | 黒人女性の博士、 ダニエルにフリンを殺すよう 指示している |
ダニエル (David Hoflin) | リサーチ研究所 | リサーチ研究所の警備員、 殺されるがコイドとして復活 |
グレイス・フォガート (Amber Rose Revah) | リサーチ研究所 | アリータ・ウエストの同級生、 アリータに情報を流したことで、 ヌーランド博士から殺される |
マリエル・ラファエル (Poppy Corby-Tuech) | リサーチ研究所 | 眼球を盗むため拉致、 リサーチ研究所の職員、 責任を取って消された模様 |
第4話までの相関図
第3話までのあらすじ
2032年 アメリカの田舎町で暮らすフリンはゲームの腕を買われ兄のバートンに成りすまして最新のシミュレーションゲームを行うが、実はシミュレーションでは無く、未来(2100年)のロンドンに実在するペリフェラルと呼ばれるアバターを操作していた。
フリンが未来の世界でアリータという女性とリサーチ研究所に侵入し秘密の情報を見てしまったことから、リサーチ研究所から命を狙われることになる。
未来の世界でアリータを雇っていたクレプトのレヴ・ズボフとウィルフと協力し、リサーチ研究所から逃れながら行方不明のアリータ探しを行う。
第4話のあらすじと考察
2075年 どこかの廃墟(アリータ、ウルフの子供の頃の回想シーン)
街中が廃墟でスモッグで覆われている。
バスの中に子供の頃のアリータ、ウルフ(ウィルフ) などが食べ物を分け合いながら生きている。
外で食べ物を配給している車が見える。アリータは危険だと言うがウルフが近くに様子を見に行くとやはり罠で全身防護服を身にまとった大人たちが現れる。
慌ててウルフは逃げるが、ウルフを探しに来たアリータと共に捕まってしまう。
ロンドン(ウィルフとレヴ、アリータのインプラント)
ウィルフが持ち帰ったアリータの手がかりをレヴに見せて報告している。
アリータのインプラントとペリフェラル2体のCPUだが、おそらく暗号化されてて手がかりにならなさそう。
現場にはダニエルの死体がありウィルフのDNAも残ってるので、すぐに気付かれるだろう。
また、アリータは自分のインプラントを抜いてるので、インプラントの免疫が無い状態では長くはもたないだろう。
インプラントが入ってると場所を見つけられてしまうが、インプラントを抜くと免疫が無い状態となり何かに感染して死んでしまうということだろう。
フィッシャー家(トミーの心配とフリンの卒倒)
コーベル・ピケットとバートンが握手しているのを見たトミーが心配して友達として様子を見に来るが、バートン、フリンは問題ないと嘘をつく。
その後『トミーには本当のことを言って仲間になってもらうべきじゃないか』というフリンと『裏に死体が埋まってるのを聞けば警察の仕事をするしかなくなる』というバートンが口論になり、感情が高ぶったフリンは痙攣を起こして卒倒してしまう。
リサーチ研究所(ダニエルがコイドで復活)
死んだダニエルの生体情報や自意識を最新のコイドにインプットし、コイドとしてダニエルが復活。
ダニエルは現場に「アリータの義弟でクレプトのレヴの仲間のウィルフ」がいたことをヌーランド博士に報告する。
ヌーランド博士はクレプトが相手だと手出しが難しいと思案する。
クラントン救急病院(ディー・ディーがフリンの検査)
バートンは正常には戻ったフリンを病院に連れて行く。先生はトミーの婚約者のディー・ディー。
ディー・ディーは『癲癇(てんかん)発作だと思うが付随する症状が無いため良くわからない状態』だと言う。
バートンが新しいシミュレーションゲームをしていることを話すと、とりあえずヘッドセットを付けないように指示され、血液検査とCTスキャンの予約をする。
フィッシャー家(フリンの不調についてバートン、レオン、コナーで対策)
フリンが部屋で子供の頃のハロウィンのホームビデオを見ている。
バートンが来てこんなことになったことを謝るが、フリンは未来のロンドンに行くという夢のような体験に比べるとなんてことないから気にしないでという。
バートンはトレーラーに戻り、自分がペリフェラルに入ってフリンの調子が悪いことを直接ガツンと言いに行くと、レオン、コナーに話す。バートンに何かあると困るのでコナーが行くことに。
ロンドンのレヴ邸(ウィルフとレヴの妻ドミニカのダンス)
ウィルフが飲み物を取りにダイニングに行くと、レヴの妻のドミニカが食事をしていた。
ドミニカは、ウィルフがこそこそ現れたり消えたりするのをあまり良く思って無かったが、ある日、スラム街のお店でウィルフが踊ってるのを見てウィルフの動きがダンスの所作からくると気付いた。
音楽が流れだし、ドミニカが『一緒に踊って』と迫るのであきらめてウィルフが一緒に踊り出す。
レヴはどこかの庭で食事をしつつ、遠隔から二人が踊る姿を見ていた。
この後のヌーランド博士とレヴの会話の中でヌーランド博士の名前がシェリス、また、レヴの妻の名がドミニカとわかる。
ドミニカはクレプトの世界の頂点に立つゾロトフ家の一員なのでレヴは妻に頭が上がらない。
ロンドンのバージニアウォーター(レヴとヌーランド博士)
レヴの後ろから突然、監視モニターを通り抜けたヌーランド博士が現れる。
ヌーランド博士がアリータを雇って何をしてたか聞くが、レヴはシラを切る。
すると、ヌーランド博士が話題を変えて世界のパワーバランスについて話しだす。
- 私たちの家には3つの壁がある。クレプト政権、警視庁、リサーチ研究所。
- クレプト政権はジャックポット後の混乱を暴力でねじ伏せ、利益を追い求めるのと引き換えに世界の秩序を保っている。
- 警視庁はクレプトが暗黙の了解で引かれた線を越えないよう見張っている。
- リサーチ研究所はその結果生まれた平和を享受する代わりに技術で社会を発展させている。
- ただこの家は崩れやすい、どれかの壁が境界線を踏み越えたら全員に災害が降りかかる。
ヌーランド博士はレヴが境界線を踏み越えていることを遠回しに警告しているが、レヴはクレプトの説明を補足して対抗する。
- クレプトは暴力でねじ伏せたと言ったが、クレプトだけが成功した理由はなぜか。
- 秘訣は原始的な一族の団結力、一人を敵に回せば全員が敵になり報いを受ける。
しかし、過去にクレプトで境界を超えた者がいたことをヌーランド博士が持ち出す。
- レヴに昔、ユーリ・サムソノフという友達がいた。
- ユーリが一線を越えた時、警視庁はリサーチ研究所の手を借りて解決した。
- ユーリを引き渡したのは、おそらくレヴだった。
- リサーチ研究所はアセンブラという武器を使いサムソノフのDNAから血筋を探し出して全て食い尽くした。
- リサーチ研究所にはそういう強力な武器があることを知って欲しい。
ヌーランド博士が「よく考えて」と言って立ち去るが、気付くとレヴのカップが無くなってた。
クレプトは犯罪組織なのかと思ったら世界の秩序を保つ政権だった。ただ、暴力でねじ伏せたというので、おそらく元はマフィアなのだろう。
ここで言う『3つの壁の世界』がイギリスだけなのか全世界かはわからないが、この回の最後に出て来るジャックポットが世界的な話であることや、現代のフリンがアメリカであることなどから、おそらく全世界なんだろうと想像。
ロンドンのレヴ邸(コナーがフリンのペリフェラルに入る)
アッシュの前でフリンのペリフェラルが目を覚ますがオペレータはフリンでは無くコナーだった。
コナーは2階の窓を割って庭へ飛び下り、走って門へ向かうが、オシアンが通信を強制的に落とす。
コナーは叫び声とともに目が覚めるが、未来では手足が自由だったので未来に戻りたがる。
フィッシャー家(フリンとウィルフ、アリータが姉とカミングアウト)
フリンがヘッドセットをつけ、子供の頃のハロウィンの映像をVRの世界でベンチに座って眺めていると、ウィルフが現れる。
ウィルフはコナーが未来に来たこと、ヘッドセットが原因でフリンが発作を起こしたと聞いたことなどを話し、ヘッドセットが大丈夫かはわからないので安全とわかるまで呼ばないと約束する。
フリンが現代でいろいろ検索したことを話し、現代でレヴ・ズボフを見つけたことを話すと、ウィルフの表情が少し曇る。
- レヴ・ズボフ、奥さん、子供たちは皆銃殺され家に火を付けられた。
- 原因はマフィアのごたごた。
- 「レヴ・ズボフ」はロシアの方では珍しくない名前なので未来のレヴ・ズボフとは関係はないだろう。
フリンの子供の頃の話などをして二人の距離が縮まり、帰り際にウィルフはアリータが姉であることをカミングアウトして去っていく。
ロンドンのバージニアウォーター(レヴのスタブでの目的)
レヴ・ズボフがどこかのレストランの庭で一人で食事中。ウィルフが面会に来る。
スタブで数週間前にレブの家族が全員殺されてたことを伝える。おそらく未来の誰かに狙われたのだろう。
レヴはウィルフに「私がアリータを雇って何をしてたと思う?」と聞く。
レヴは『自分でスタブを開ける方法を見つけてスタブを金儲けに利用する』のが目的だった。
例えば、新しい薬は生身の人間で試すので時間がかかるが、スタブで実験できるなど。
ところがレヴは実在的ニヒリズムでスタブに違うバージョンの自分がいるのに耐えれなかったので、スタブで人を雇ってスタブのレヴ一家を自ら殺したのだという。
実在的ニヒリズムがわからずイマイチ理解できなかった。
実在的ニヒリズムは「人生には本質的な意味や価値がないという哲学理論」とのこと。
『ただでさえ存在に意味が無いと思ってる自分が増えるのが耐えられないので殺した』ということ?調べたけど、やはりイマイチ理解できなかった。。
現代2032年で『レブ・ズボフや奥さん子供』が殺されたと言うので、どんなに若くても20歳くらいだろう。
もし本当に『未来のレヴ』が『現代のレヴ』と同じ人物なら2100年には90歳くらいのハズ。
おそらく未来なので、歳を取らない技術が既にあるのかもしれない。。
フィッシャー家(フリンとバートンとコナーで作戦会議)
トレーラーでバートンとコナーが昼食の準備をしながらバカ話をしてるところにフリンが現れ「アドバイスが欲しい」と言う。
アリータの隠れ家でフィッシャー家のジオラマを見つけたが、自分はどうしたらいいのか。
バートンは『フリンにクリアできないゲームは無いので、例えばチェスの戦術のギャンビットのように、フリンがゲームを攻略する時の『いつもの戦略』で行くのが良い』とアドバイスする。
フリンは自分の『いつもの戦略』はこうだという。
- 逆をついて普通ならやらないようなことをする
- 最初は死にまくるが規則性を見破る ⇒ あとは楽勝
人数が多い方がやられる確率は低いので、コナーとバートンも次は一緒に行くと言う。
フリンは3Dプリントショップのメイコンとエドワードに連絡してもらう。
バートンとコナーの二人のペリフェラルを作らせるためにヘッドセットをかぶる。
ロンドン、レヴ邸(フリン、ジャックポットを知る)
フリンがペリフェラルに入るとレヴの子供達以外はアッシュくらいしかいなかった。
アッシュにバートンとコナーのペリフェラルを作るように依頼。
そのままフリンは『多くの情報を入手するため』に街を探検すると言う。
『もしフリンがまた街で警察に会うと終わりだ』とオシアンが通信を強制的に切ろうとするが、現代のメイコンがハッキングしてオシアンの邪魔するので通信が切れず、フリンはレヴ邸の外に出てしまう。
オシアンは慌ててレヴ・ズボフにフリンが外に出たことを報告し、ウィルフを呼んでもらう。
アッシュは街を歩くフリンを説得しようとするが「アリータに私は10年後に死んでると言われたがどういう意味?なんで人が少ないの?」と聞かれ、ある墓地へ連れて行く。
墓地でウィルフと合流。その墓地は一種の博物館でそれぞれのジャックポットを見せてくれるという。
ジャックポットは特定の出来事では無く、2039年頃から40年程で人口が激減したいくつかの壊滅的な出来事の全体を指すようだ。
- 2039年『崖っぷち』
北アメリカの電力系統がハックされ何か月も停電が続く。その後、同じ現象が世界中で起きた。これ以降はもうジャックポットは止められなくなる。 - 2041年 パンデミック
『血の疫病』と言われたフィロウィルスで内臓がやられて死亡。 - 壊滅的な環境破壊、日照り、飢え、抗生物質の無効化、農業が破綻
人口は約40年間で70億人以上激減した。 - アメリカで自国テロ
フリンの住むノースカロライナ州スプリング・クリークで核ミサイル格納庫が爆破。
フリンがひどい映像に「もう、いやだ!」とペリフェラルから抜ける。
バートンとコナーには二人のペリフェラルを作るよう頼んでおいたことだけを伝える。
第4話の感想
ついにジャックポットの意味がわかり、未来の世界の生い立ちもだいたい見えてきました。
ヌーランド博士とレヴの会話の世界のパワーバランスの話や、レヴの目的や家族の殺害の話は、初回さらっと見た時はあまり理解できませんでしたが、わりと重要な話なので理解しておく方が良いです。
やはり、フリンが見たリサーチ研究所の秘密が一番キーになるんでしょう。
第4話までにわかったこと
舞台
ドラマの主な舞台は以下。
2032年、アメリカ ノース・カロライナ州、ブルーリッジ山脈の CLANTON(架空の町)
- フィッシャー家
森の中の一軒家、敷地内のトレーラー(たぶん70年代のAirstream 社のトラベルトレーラーの Sovereign の 31 ft タイプ)がバートンの部屋。
ペリフェラルへのアクセスはバートンの部屋で行ってる。 - フォーエバーファブ(3Dプリントショップ)
フリンが働いていた店。第3話でバートンがミラグロス・コールドアイアン社にフォーエバーファブを買い取らせて武器製造などの拠点にする。 - Jimmy's(バー)
コーベル・ピケットや手下がいつもいるバー。薬の売買を行ってる。 - コーベル・ピケット邸
プール付きの豪邸。
2100年、ロンドン
用語など
- ハプティック
バートン達の身体に埋め込まれたセンサーのようなもの。複数人でリンクさせて視覚情報などを共有できる戦闘用システム。 - ハプティックドリフト
ハプティックでは人と人が魂でつながるので、訓練してないと愛情と勘違いすることがある現象をこう呼んでいる。 - インプラント
未来の人の頭に埋め込まれた機械。アリータは追跡を逃れるために摘出している。
インプラントを抜くと免疫が無い状態となり何かに感染して死んでしまう。 - ペリフェラル
機械でできた人間そっくりのアバターのこと。遠隔から操作したり、AIで勝手に動いたりできる。 - オペレータ
遠隔からペリフェラルを操作する人をオペレータと呼ぶ。ペリフェラルに埋め込まれたCPUは暗号化されており、リサーチ研究所はオペレータを追うことができる。 - コイド
AIで動く顔の無いロボットのこと。顔の画像を表示したコイドもいる。
最新のコイドは死んだ人間の生体情報や自意識をインプットして復活させることができる。 - ポルタ―
ポルターガイストの略。未来でスタブの人の通称。いるのにいないゴーストなので。 - スタブ
未来の人が過去に接触すると枝分かれするパラレルワールドの枝をスタブと呼ぶ。未来からミラグロス・コールドアイアン社としてバートンに接触しているので、フリン達の世界は既に枝分かれした「スタブ」だと思われる。
リベンジャーズと同様に現代と未来では同じ時間が経過するが、パラレルワールドで別の時間軸となってしまうので、過去が変わっても未来に反映はされない。 - ジャックポット
フリンの世界から7年後には始まる世界の人口が激減する多数の悲惨な出来事。
アリータ・ウェストが言った『10年後にあなたはいない』の理由はこれ。 - クレプト政権(組織)
ジャックポット後の混乱を暴力でねじ伏せ、利益を追い求めるのと引き換えに世界の秩序を保っている。 - 警視庁(組織)
クレプトが暗黙の了解で引かれた線を越えないよう見張っている。 - リサーチ研究所(組織)
クレプト政権と警察庁が作った平和を享受する代わりに技術で社会を発展させている。 - ミラグロス・コールドアイアン社(会社)
アリータやウィルフが現代の世界でバートンやフリンに連絡をするのに使ってる会社。
逆にバートンやフリンからミラグロス社経由でウィルフに連絡できる。 - メンフィス(グループ)
リサーチ研究所のダニエルが現代のダークウェブで雇った元軍人の殺人集団。第2話でバートン達を殺しに来るが返り討ちされる。見えない車はリサーチ研究所の技術と想像される。
その他、事実など
- アリータ・ウエストがリサーチ研究所のことを「あなたの手の中の無限、時の中の永遠」と言った意味
検索するとイギリスの詩人、ウィリアム・ブレイクの「Auguries of Innocence(無心の予兆)」という作品の冒頭の言葉だとわかった。
「To see a world in a grain of sand(一粒の砂に世界を見て)
And a heaven in a wild flower,(一輪の野の花に天国を見るには、)
Hold infinity in the palm of your hand,(手のひらに無限を握り、)
And eternity in an hour.(ひとときの間に永劫を掴むことだ)」
何を言いたいのかはまだ良くわからない。 - 女の子のアリータとアリータ・ウエストは同一人物
第1話の冒頭の女の子のアリータはウルフとの会話の最期に「じゃあね」と言って抜ける動作をするので、第2話を見ると実はペリフェラルだったとわかる。
「ウィルフが危ない人たちと友達になったのが原因だ」と言っていた。「危ない人」はクレプトのレヴで、子供の頃のアリータのペリフェラルをアリータ・ウエストが操作してたのだろう。 - アリータとウィルフ(ウルフ)は姉弟
第3話で二人は孤児で姉弟のように暮らしてたが、ウェスト夫婦にもらわれて義理の姉弟となる。
ウィルフはもともとドイツ系では一般的なウルフギャング(Wolfgang)という名前だったが、孤児院からもらわれるときにウィルフレッドに改名。アリータは今も旧姓のウルフと呼ぶ。 - 「リサーチ研究所の何かの情報を盗み出した」のはアリータの単独犯
レヴはフリンにリサーチ研究所で見たことは聞かずにアリータを探させるので、リサーチ研究所から何かの情報を盗み出したのはアリータの単独犯だろう。 - バートンは元海兵隊
海兵隊の時に田舎の幼馴染の者たちにハプティックを埋められた。 - レヴが過去にアクセスしたい理由
スタブを開ける方法を見つけてスタブを金儲けに利用するのが目的。
レヴには実在的ニヒリズムがあり2032年のスタブにいるレヴ一家を自ら殺害していた。
第4話まででわからなかったこと
- フリンはリサーチ研究所で何の秘密の情報を見せられたのか
フリンは2回目のシミュレーションでリサーチ研究所に潜入して何かを見せられる。わざわざ潜入した目的はそれを見せるためだったようだが何を見せられたのだろうか。 - レヴ、ウィルフやリサーチ研究所がバートンのペリフェラルを操作してたのがフリンだとわかった理由
バートンのペリフェラルであり、アリータが接触したイージーアイスもバートンのアバターの名前。バートンの代わりにフリンがバートンのペリフェラルを操作したことを、レヴ、ウィルフがなぜわかったのかわからない。いつの間にかリサーチ研究所のターゲットもフリンになっていた。 - ネオプリムとは何か?
レヴとウィルフの会話でネオプリムという言葉が出るが良くわからない。 - アリータがフィッシャー家のジオラマを作っていた理由
旧ジョン・スノウ邸でアリータがフィッシャー家のジオラマを作っていたのをフリンが発見する。何のために作ったのかの理由は良くわからない。 - アリータとウィルフのファミリーネームが違う理由
第3話のアリータとウィルフを養子にするシーンを英語字幕で見ると「Mr.West」と出てたので養子にしたのはウェスト夫妻のようだ。
なのでアリータ・ウェストなのだろうが、ウィルフレッドがウェストでは無くネザートンなのかの理由はわからなかった。 - アリータとフィッシャー家の関係
第3話でアリータが潜伏していた旧ジョン・スノウ邸にフィッシャー家にあったのと同じ時計があり、フィッシャー家の時計と同じ2時15分にすると隠し扉が開く仕掛けがあった。アリータとフィッシャー家は何かしらの関係があるのかも。 - レヴ・ズボフの年齢
第4話の中で現代2032年で『レヴ・ズボフや奥さん子供』が殺されたと言うので、どんなに若くても20歳くらいだろう。もし本当に『未来のレヴ』が『現代のレヴ』と同じ人物なら2100年には90歳くらいのはず。
未来には歳を取らない技術が既にあるのかとも思ったが、『未来のレヴ』のおじいさんが実は同じ名前で『現代のレヴ』というのが妥当な気がする。
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