ペリフェラル は Amazon prime video で独占配信している海外ドラマで、シーズン1は約1時間x全8話の構成になってます。
原作は William Gibson で全3部作の1作目「The Periferal」。原作は2作目「Agency (The Jackpot Trilogy)」まで発売されており、ドラマ版のシーズン2も既に予定されてるそうですが、原作の1作目とドラマ版では内容や結末が違うらしく、シーズン2がどうなるかとても楽しみです。
2023年2月にはシーズン2の制作が決定され、2024年公開に向けて撮影が開始されてましたが、7月に始まった全米のストライキの影響で打ち切られることが決まったそうです。。
今のところ続きを知りたければ英語の原作小説を読むしかないんですね。。せめて日本語版が販売されるといいのですが。。
とても面白かったのですが、すぐには理解できない内容も多く、もう一度最初から見てしまいました。笑
このブログでは自分のように『見たけどよくわからなかった』という方向けに、後の話のネタバレが無い程度に各話毎のあらすじ、相関図、考察などの情報をまとめてます。
ペリフェラルをまだ見て無い方は面白くてオススメの作品なので、ぜひ Amazon prime video で先に各話を見てから読んでください!
- ペリフェラル ~接続された未来~ シーズン1
- 登場人物
- 第2話までのあらすじ
- 第3話のあらすじと考察
- 2015年 クラントン(コーベル・ピケットの回想シーン)
- コーベル邸(コーベルと妻がフィッシャー兄妹の殺害依頼について相談)
- フォーエバーファブ(バートンが3Dプリントショップを買い取り)
- レヴ・ズボフ邸(フリンがレヴ、ウィルフと対策会議)
- ウィルフの実家(ウィルフの子供の頃の回想と母親との会話)
- フィッシャー家(フリンがバートンにコーベルが狙ってることを連絡)
- ロンドン(フリンとウィルフがバッキンガム宮殿の周りを捜索)
- Jimmy's(バーでバートンがピケットと争わないことで合意)
- リサーチ研究所(博士がダニエルにフィッシャー兄妹を早く始末するよう脅す)
- ロンドン(フリンとウィルフがリンクしてロンドンの街を分かれて捜索)
- リサーチ研究所(ヌーランド博士がグレイスを殺害)
- ジャスパーの車内(ジャスパーとビリー・アン、ピケットへの大金)
- コーベル・ピケットのドラッグ工場(ジャスパーとピケット、フィッシャー家の調査依頼)
- フィッシャー家(ハプティック・ドリフト)
- ロンドン(フリンとウィルフ、最後に雪を見た場所)
- 旧ジョン・スノウ邸(フリンとウィルフ、眼球摘出の手術室)
- 第3話の感想
- 第3話までにわかったこと
- 第3話まででわからなかったこと
ペリフェラル ~接続された未来~ シーズン1
「ペリフェラル ~接続された未来~」の主要舞台は未来のアメリカの田舎町。ボロボロになった家族を何とか立ち直らせようとする女性、フリン・フィッシャーを中心とした物語である。フリンは賢く、野心的だが、未来が見えない毎日に希望を失っている。そんな彼女にある日、未来からの接触がある。人類の運命、そしてその先に何が待ち受けるのか。「ペリフェラル」で、稀代のストーリーテラー、ウィリアム・ギブスンが、目のくらむような幻惑的な世界を垣間見せる。
Amazon prime videoideo
フリンとウィルフは協力しアリータを捜す。一方、バートンは新たな脅威に立ち向かう。
登場人物
第3話までの登場人物一覧
登場人物(俳優) | グループ | 備考 |
---|---|---|
フリン (クロエ・グレース・モレッツ Chloë Grace Moretz) | フィッシャー家、 フォーエバーファブ店員 | リサーチ研究所の何か秘密の情報を 見たことで命を狙われる |
バートン (ジャック・レイナー Jack Reynor) | フィッシャー家、 元海兵隊仲間 | フリンと共に命を狙われる、 ハプティックが使える、 戦いに精通している |
エラ (Melinda Page Hamilton) | フィッシャー家 | フリンの母親、 目が見えなかったが未来の薬で 見えるようになる |
コナー (Eli Goree) | 元海兵隊仲間 | バートンの友達、 片手両足が無く酒に溺れてる |
レオン (Austin Rising) | 元海兵隊仲間 | バートンのいとこ、 ハプティックが使える |
カルロス (Chuku Modu) | 元海兵隊仲間 | バートンの友達、 ハプティックが使える |
リース (Moe Bar-El) | 元海兵隊仲間 | バートンの友達、 ハプティックが使える |
ビリー・アン (Adelind Horan) | フリン友達 | フリンの親友、 ジャスパーの妻 |
メイコン (Miles Barrow) | フォーエバーファブ店員 | フォーエバーファブ店員 |
エドワード (Gavin Dunn) | フォーエバーファブ店員 | フォーエバーファブ店員 |
コーベル・ピケット (Louis Herthum) | 薬の売人 | 薬の売人のボス、 ジャスパーの叔父 |
コーベルの妻 (india mullen) | 薬の売人 | コーベルの若い妻、 頭が良くコーベルの相談役 |
アティカス (ハリソン・ギルバートソン Harrison Gilbertson) | 薬の売人 | 薬の売人のリーダー |
キャッシュ (Duke Davis Roberts) | 薬の売人 | 薬の売人の用心棒、 コーベルに殴られる奴 |
ジャスパー (Chris Coy) | 薬の売人 | ピケットの甥、 ビリー・アンの夫 |
トミー (Alex Hernandez) | 警官 | 保安官助手、 フリンが好きだった人、 婚約者はディー・ディー |
レヴ・ズボフ (JJ Feild) | クレプト | アリータに過去にアクセスする 入口を作らせる、 行方不明のアリータを探す |
アッシュ (Katie Leung) | クレプト | 過去とのトンネルを保つ技手 |
オシアン (Julian Moore-Cook) | クレプト | 過去とのトンネルを保つ技手 |
ウィルフ・ネザートン →ウィルフレッド・ネザートン (Gary Carr) | クレプト | レヴがアリータを探すために 雇ったフィクサー、 アリータの弟 |
アリータ・ウエスト (Charlotte Riley) | リサーチ研究所 | フリンにリサーチ研究所の 何か秘密の情報を見せる ウィルフの姉 |
博士 →ヌーランド博士 (T'Nia Miller) | リサーチ研究所 | 黒人女性の博士、 ダニエルにフリンを殺すよう 指示している |
ダニエル (David Hoflin) | リサーチ研究所 | リサーチ研究所の警備員、 フィッシャー兄妹を殺そうとしている |
グレイス・フォガート (Amber Rose Revah) | リサーチ研究所 | アリータ・ウエストの同級生、 アリータに情報を流したことで、 ヌーランド博士から殺される |
マリエル →マリエル・ラファエル (Poppy Corby-Tuech) | リサーチ研究所 | 眼球を盗むため拉致、 リサーチ研究所の職員、 責任を取って消された模様 |
第3話までの相関図

第2話までのあらすじ
2032年 アメリカの田舎町。
フリンはゲームの腕を買われ兄のバートンの代わりに最新のシミュレーションを行う。異常にリアルな世界に驚きながらも謎の女性の指示に従ってリサーチ研究所のパーティからある女性の誘拐に成功。
翌日、その女性の目を移植し謎の女性と共にリサーチ研究所に潜入、強制的に何か秘密の情報を見せられる。その後、警備員から攻撃され、アリータ・ウェストと呼ばれる謎の女性を逃がすのに成功するがフリンのアバターは警備員に殺される。
フリンは何か秘密を目撃したことでリサーチ研究所から命を狙われる。
アリータを探すクレプトのレヴ、ウィルフから、実はシミュレーションでは無く、2100年に実在するペリフェラルに接続していることを聞く。
未来に接続しているという信じがたい話であるが、母親が4週間後に死ぬことを聞き、提供してもらった薬で母親の目が治ったことで信じざるを得ない状況となる。
第3話のあらすじと考察
2015年 クラントン(コーベル・ピケットの回想シーン)
2015年、コーベル・ピケットはピケットモータースという車の販売店を行っている。
バイクで荒くれ集団が現れ、コーベル・ピケットが集団に納車する車の鍵を渡す。
早速、荒くれ集団が車に乗るがエンジンがかからずドアや窓も開かない。実はコーベルが荒くれ集団を一層するための罠だった。気温が高くこのまま車内に数時間放置されると熱中症で死に至ってしまう。
現代(2032年)の17年前、コーベルが町から荒くれ集団を一層した時の回想シーン。
手伝っている少年は「コーベルおじさん」と言うのでジャスパーだとわかる。
ちなみにアメリカのノース・カロライナ州にブルーリッジ山脈は実在するが、クラントンは実在しない町。
コーベル邸(コーベルと妻がフィッシャー兄妹の殺害依頼について相談)
コーベルがプールで若い妻とフィッシャー兄妹殺害の依頼について相談。
・お金を拒否する、フィッシャー兄妹にかまわず、ハバナ(VR)に行くのも止める
・お金をもらい兄妹を殺す、これが政府の目論みならコーベルの余生は州立刑務所で過ごす
・前金を受け取って何もしない、これが罠じゃなければ誰かとの争いが浮上するかも
どの選択肢も気がすすまない、とりあえずジャスパーにフィッシャー家を探らせることにする。
フォーエバーファブ(バートンが3Dプリントショップを買い取り)
フリンがフォーエバーファブに出勤するとバートン達が3Dプリントで武器を作っていた。
ミラグロス・コールドアイアン社にフォーエバーファブを買い取らせて、メイコンとエドワードを責任者にしたらしい。
バートンが車でフリンを自宅に送る途中、フリンがビリー・アンに全部話したことを伝えるとバートンがブチ切れる。ビリー・アンの旦那のジャスパーはコーベル・ピケットの甥だからだ。
レヴ・ズボフ邸(フリンがレヴ、ウィルフと対策会議)
フリンがペリフェラルに入る前にレヴとウィルフが会話している。
ウィルフは過去の殺人(ネオプリムを殺した?)についてアリータにも話して無いが、レヴはそれがあるからクレプトの一族がウィルフを仲間として受け入れて守っており「それを受け入れて自分の糧にしなければ君はペリフェラル(物)と同じだぞ」と諭される。
新しく「ネオプリム」という言葉が出て来るが、まだ良くわからない。
会話中にフリンがペリフェラルに入る。
フリンは大筋は単純だから捜索はできるんじゃないかと話す。
- マリエルを拉致して眼球を盗み、地下室にアクセスしたら見つかった。
- フリンは殺されてアリータは逃げた。
フリンはまずはマリエルが誰かを調べるのが良いと提案したが、マリエル・ラファエルの情報は既にわかっていて、リサーチ研究所の警備責任者の助手とのこと。
レヴやアッシュはリサーチ研究所の立ち入り禁止区域に入ったせいで複雑になり危険と言う。
「リサーチ研究所との接点を最小限にすべきなのが我々の共通認識」とのこと。
フリンが「アリータを使って私たちの世界にに侵入するのは盗みじゃないの?」と聞くが、レヴにお茶を濁されてしまう。
アッシュからコーベル・ピケットとの繋がりを聞かれ、理由を聞くと、おそらくこの世界の誰かがフィッシャー家を狙うためピケットに接触したとのこと。
それを聞き、フリンは一旦戻ることにする。
冒頭の回想シーンではコーベルが荒くれ集団を殺したかわからなかったが、アッシュからコーベルのことを聞かれた時にフリンが、荒くれ集団12人が殺されて十字架に貼り付けられたニュースを回想するので、やはり殺してたことがわかる。
ウィルフの実家(ウィルフの子供の頃の回想と母親との会話)
ウィルフが実家を訪れ、子供の頃の事を回想する。
どこかの孤児院でアリータ10歳とウルフ8歳がお金持ちの夫婦と面会している。
女性はアリータを選ぶがアリータはウルフと一緒じゃないと行かないと言う。
男性がウルフに名前をウィルフレッドにしても良いか聞き、ウルフはアリータと一緒に行くために了解する。
回想シーンで元はウルフギャングという名前だったがウィルフレッドに改名したいきさつがわかる。それでアリータは今でも元のウルフと呼ぶのだろう。
ウルフギャングって名前なのかと不思議だったが調べるとドイツでは一般的な名前(ヴォルフガング)のようでモーツアルトもヴォルフガング・アマデウス・モーツアルトらしい。
ちなみに、このシーンを英語字幕で見ると「Mr.West」と出てたので養子にしたのはウェスト夫妻のようだ。なのでアリータ・ウェストという名前なのだろうが、ウィルフレッドがウェストでは無くネザートンなのかはわからない。
ウィルフが実家に入り、アリータを発見したと思ったらアリータの顔を映したコイドだった。
そこに母親が現れウィルフと会話する。
母親は1月前、セントジェームズ教会に行った時に偶然アリータに会ったとのこと。
アリータが泊ってるのが「ロンドンで最後に雪を見た場所」ということしか聞けなかったという。
第1話から顔の無いロボットが出て来るが、それをコイドと呼んでることがわかる。
人間そっくりのものはペリフェラルで、見た目が顔の無いロボットはコイド。
おそらくどちらもAIで自律して動くことができるが、遠隔から操作できるのはペリフェラルだけだと思われる。
フィッシャー家(フリンがバートンにコーベルが狙ってることを連絡)
フリンがバートンにコーベルに狙われてる可能性があることを伝えると、バートンはあっさり「ピケットはまかせろ」と言う。
フリンはバートンがピケットを殺すつもりだと気付き反対するが「他に実行できる案が無ければ俺の案で行く」と言われ、とりあえず実行する前に相談する約束だけしてペリフェラルに戻る。
フリンとバートンの会話でバートンが元海兵隊だとわかる。
会話で「センパーファイ」という聞きなれない言葉が出るが、海兵隊のモットー「Semper Fidelis(常に忠誠を)」の短縮形が「Semper Fi」らしい。
海兵隊はアメリカ軍の6つの軍種の1つで海外での武力行使などで前線に投入される殴り込み部隊。センパーファイは除隊しても忠誠をつくすということらしい。
ロンドン(フリンとウィルフがバッキンガム宮殿の周りを捜索)
フリンがペリフェラルに戻るとウィルフと車の中。あの夜見たものを探すためバッキンガム宮殿の周りを走っていた。
記憶にある道を走るが途中で見失ったので、車を降りて歩いてみることに。
お互いをリンクすると見たもの等の感覚が共有されるため、リンクして二手に分かれて歩きだす。
Jimmy's(バーでバートンがピケットと争わないことで合意)
ジミーズで食事中のピケットをバートンが訪問。
バートンはピケットに飴と鞭の話があると言う。
飴の話は、フィッシャー兄妹殺害のオファーを受けなければ週20万ドル払うということ。
鞭の話は、バートンはハプティック部隊出身なのでバートンを殺すとハプティック部隊全てを敵に回すということ。
ピケットが「たいした鞭じゃないな」と言うと、バートンは指を動かしピケットのコップを狙撃させて見せる。
ピケットとバートンが飴の話で合意して握手を交わしているところを、たまたま居合わせたトミーが見てしまう。
リサーチ研究所(博士がダニエルにフィッシャー兄妹を早く始末するよう脅す)
博士がダニエルを未来のロンドンにいくつもそびえたっている彫刻の建物の上に連れて行く。
ダニエルがスタブのフィッシャー兄妹をなかなか始末できないので、博士は「小娘を殺すくらい、もっと単純な方法があるでしょ?」と活を入れる。
ダニエルはグレイス・フォガートがアリータ・ウエストと同じ学校で長年のルームメイトだったことを報告する。
また、アリータの資金の出どころにクレプトが絡んでおり、ある一族を疑ってるとのこと。
博士はダニエルに「あなたを消すことは簡単だがまだ価値がある」と脅しをかけて去っていく。
いつの間にかリサーチ研究所のターゲットがフリンになっていた。
殺したバートンの姿のペリフェラルからオペレータを追うと、2032年のフィッシャー家まではわかるかもしれないが、操作してたのが何故フリンだとわかったのかが良くわからない。
ロンドン(フリンとウィルフがリンクしてロンドンの街を分かれて捜索)
フリンとウィルフがリンクした状態で別々でロンドンの街を歩きながら会話をする。
フリンがアリータに「10年後はいない」と言われたことを聞くが、ウィルフは「わからない、アリータが見つかったら聞くといい」とはぐらかす。
フリンがポルタ―について聞くと、ポルタ―ガイストの略でスタブの人をそう呼ぶとのこと。
その後、フリンが背後に警官のコイドが近づいて来たことに気付く。
慌ててウィルフはフリンの元へ急ぎつつ、アッシュにペリフェラルを登録しているか確認。
アッシュは「登録済だが強化したのは違法」だと言う。
フリンを現代に送り返すという手はあるが、気付かれると危ないのでウィルフが一芝居打つ。
ペリフェラルはレイニー・ポーティス、カナダ国籍でリモート訪問ビザを申請していると言う。
警官のコイドが今回の訪問がリクエストされて無いと言うと、ウィルフは急な訪問だったと言い訳するが、警官からペリフェラルを提出するようにと言われる。
慌ててウィルフが元恋人のペリフェラルだったことでレイニーを怒らせてしまい、ペリフェラルが車から飛び出したと説明。
ウィルフはレイニーに惹かれていることを伝え、警官の前でキスをする。
キスの後のウィルフの合図でフリンが「もう帰ってもいいですか?」と警官に聞くと「結構です。彼女の訪問を登録してください。」と見逃してくれる。
フリンは現代に戻り、ウィルフとのキスを思い出す。
ペリフェラルを海外から遠隔で操作する場合はリモート訪問ビザがいるらしい。
警官のコイドはAIで動いてるが、色恋のトラブルを見逃すような融通が利くのが怖い。笑
リサーチ研究所(ヌーランド博士がグレイスを殺害)
グレイスの会話で黒人女性の博士はヌーランド博士とわかる。
ヌーランド博士は庭園で蜂を飼っている。ガラス張りの部屋でヌーランド博士とグレイスがお茶をしながら会話する。
ヌーランド博士はグレイスにお茶を入れながら蜂などについて語る。
- 蜂は無知で弱いのにそれを知らずに熱心に働き続け、災難があるとあっという間に絶滅する。
- 人間も蜂と同じだと思う。
- この景色を見ながらジャックポットを想像して、恐ろしい出来事は過去のものだと安心する。
- でも安心を手に入れるためには代償もある。
- グレイスの仕事の目的は、人間を自滅の道から救うためスタブからデータを入手すること。
ヌーランド博士はグレイスにアリータ・ウエストは友達か聞き、グレイスは昔の同級生だと答える。
アリータに生物多様性課(スタブ研究部門)の話をしたかを聞くと、グレイスは「彼女に聞かれて話したが秘密を教えたりはしてない」と答える。
グレイスの飲んだ紅茶に仕掛けがあり、ヌーランド博士が窓を開けると無数の蜂がグレイスを襲う。
ここでまた新しく「ジャックポット」という言葉が出て来るが良くわからない。
グレイスはアリータの名前を出されても一瞬何のことかわかってなかったため、アリータにはスタブ研究部門の話をしたが「秘密」は教えて無いのだろう。
そしてアリータがフリンに盗ませたのが、その「秘密」なのだろうと推測される。
ジャスパーの車内(ジャスパーとビリー・アン、ピケットへの大金)
ジャスパーとビリー・アンが車内で会話。
フォーエバーファブのメイコンから預かった荷物をジャスパーがピケットに届けると言う。
ビリー・アンが薬じゃないかと怪しむが中を見ると大金だったので、何のお金か調べるようにジャスパーに言う。
コーベル・ピケットのドラッグ工場(ジャスパーとピケット、フィッシャー家の調査依頼)
ジャスパーがドラッグ工場の奥のピケットの部屋で荷物を渡す。
ピケットがフィッシャー家から毎週20万ドルもらうことになった話をして、1万ドルの札束をジャスパーに渡し、フィッシャー家で起きてることを探れと依頼する。
フィッシャー家(ハプティック・ドリフト)
フリンはウィルフとリンクした感覚を思い出し、バートンにハプティックでつながる感覚を聞く。
バートンは人と人が魂でつながるので訓練しないと愛情と勘違いすること、それをハプティックドリフトと呼ぶことを伝える。
ハプティックは「触覚の」、ドリフトは「漂流、偏流、ふらつき」などの意味がある。
ハプティックにより感覚がズレて愛情のように感じるということだろうか。
ロンドン(フリンとウィルフ、最後に雪を見た場所)
フリンがペリフェラルに接続すると、ウィルフの部屋で窓の外に雪が降っている。
ウィルフはアリータが残した謎かけの「最後に雪を見た場所」を考えていた。
フリンの自宅に飾ってた絵に「最後にハロルド2世を見た場所」と書いてたのを思い出し、雪は人物の可能性は無いかと言うと、ウィルフがジョン・スノウだと気づく。
ジョン・スノウはコレラの原因を突き止めた医者でアリータが英雄とあがめていた人で、実際に最後はバッキンガム宮殿の近くのサックビル通り18番地に住んでいた。
旧ジョン・スノウ邸(フリンとウィルフ、眼球摘出の手術室)
サックビル通り18番地に行くと、フリンがあの晩にアリータと会った場所であった。
あの晩のように「到着した」と言うと壁が開き、建物に入るが荒らされていた。
フリンが自宅にあったのと同じ時計に気づく。フリンの自宅の時計は2時15分を指して止まってたと聞き、ウィルフが手で時計を2時15分に動かすと壁が開き隠し部屋が現れる。
フリンが言う自宅の時計は第1話の最初にフィッシャー家が映った時に映ってて2時15分を指している。「最後にハロルド2世を見た場所」もそうだが、フィッシャー家とアリータは何かしら関係があると思われる。
隠し部屋に入ると、あの晩、フリンが眼球摘出した手術室だった。
2人の医者が倒れていたがペリフェラルだった。ウィルフが医者のペリフェラルの首から小さな装置を取り出し、アッシュとオシアンにオペレータを追跡させるために持ち帰る。
フリンが自宅のジオラマを発見する。
ジオラマには銃を持ったバートンや足の無いコナーなどの7人のフィギュアもいる。
アリータはフリンの自宅やバートンの仲間を見ていた?
スタブにアクセスできるためアリータがフリンの自宅を見てジオラマを作るのは可能ではあるが、何のために作ったのかの理由は良くわからない。
ウィルフが何かが入った透明の箱を見つける。
ウィルフはアリータが追跡を避けるために取り出したインプラントだと説明。
インプラントと言う時に自分の耳の下あたりを指し示す。
外に出るためドアに手をかけようとした時、衝撃波で2人はドアごと吹き飛ばされる。
ドアの向こうからダニエルと黒いコイド1体が現れる。
ウィルフが攻撃をするが、あっさりとコイドに取り押さえられてしまう。
ダニエルが衝撃波の機械でフリンを吹き飛ばす。
隙を見てウィルフがコイドに反撃をして、ダニエルがそちらを見た瞬間、フリンもダニエルを攻撃。
フリンが衝撃波の機械を奪いダニエルを打ち、ウィルフは刀でコイドを倒す。
フリンがダニエルに何が狙いか聞き出そうとする。
ダニエルが「彼女はあきらめない、お前が死ぬまで。お前が奪った…」と言ったところで、ヌーランド博士が遠隔からコイドを操縦し、刀でダニエルを殺す。
すぐにフリンが衝撃波でコイドを破壊。
第3話の感想
わからなかった単語の意味や登場人物の背景がだんだんわかってくるが、新たに不明な単語なども増える。
いろいろ話が進んでいるようではあるが、状況としては2話からはあまり変わらず、リサーチ研究所から狙われながら、アリータを探すという状況。
やはり、一番のキーになるフリンが見たリサーチ研究所の秘密がまだわからないのが気になる。
第3話までにわかったこと
舞台
ドラマの主な舞台は以下。
2032年、アメリカ ノース・カロライナ州、ブルーリッジ山脈の CLANTON(架空の町)
- フィッシャー家
森の中の一軒家、敷地内のトレーラー(たぶん70年代のAirstream 社のトラベルトレーラーの Sovereign の 31 ft タイプ)がバートンの部屋。
ペリフェラルへのアクセスはバートンのトレーラーで行ってる。 - フォーエバーファブ(3Dプリントショップ)
フリンが働いていた店。第3話でバートンがミラグロス・コールドアイアン社にフォーエバーファブを買い取らせて武器製造などの拠点にする。 - Jimmy's(バー)
コーベル・ピケットや手下がいつもいるバー。薬の売買を行ってる。 - コーベル・ピケット邸
プール付きの豪邸。
2100年、ロンドン
用語など
- ハプティック
バートン達の身体に埋め込まれたセンサーのようなもの。複数人でリンクさせて視覚情報などを共有できる戦闘用システム。 - ハプティックドリフト
ハプティックでは人と人が魂でつながるので、訓練してないと愛情と勘違いすることがあることをこう呼んでいる。 - インプラント
未来の人の頭に埋め込まれた機械。アリータは追跡を逃れるために摘出している。 - ペリフェラル
機械でできた人間そっくりのアバターのこと。遠隔から操作したり、AIで勝手に動いたりできる。 - オペレータ
遠隔からペリフェラルを操作する人をオペレータと呼び、ペリフェラルに埋め込まれた装置を調べるとオペレータを追うことができる模様。 - コイド
AIで動く顔の無いロボットのこと。顔の画像を表示したコイドもいる。 - ポルタ―
ポルターガイストの略。未来でスタブの人の通称。いるのにいないゴーストなので。 - スタブ
未来の人が過去に接触すると枝分かれするパラレルワールドの枝をスタブと呼ぶ。未来からミラグロス・コールドアイアン社としてバートンに接触しているので、フリン達の世界は既に枝分かれした「スタブ」だと思われる。 - クレプト(組織)
まだよくわからないが何かの組織。ウィルフがクレプトからの依頼でアリータに接触したのでレヴはクレプトとわかる。 - ミラグロス・コールドアイアン社(会社)
アリータやウィルフが現代の世界でバートンやフリンに連絡をするのに使ってる会社。
逆にバートンやフリンからミラグロス社経由でウィルフに連絡できる。 - メンフィス(グループ)
リサーチ研究所のダニエルが現代のダークウェブで雇った元軍人の殺人集団。第2話でバートン達を殺しに来るが返り討ちされる。見えない車はリサーチ研究所の技術と想像される。
その他、事実など
- アリータ・ウエストがリサーチ研究所のことを「あなたの手の中の無限、時の中の永遠」と言った意味
検索するとイギリスの詩人、ウィリアム・ブレイクの「Auguries of Innocence(無心の予兆)」という作品の冒頭の言葉だとわかった。
「To see a world in a grain of sand(一粒の砂に世界を見て)
And a heaven in a wild flower,(一輪の野の花に天国を見るには、)
Hold infinity in the palm of your hand,(手のひらに無限を握り、)
And eternity in an hour.(ひとときの間に永劫を掴むことだ)」
何を言いたいのかはまだ良くわからない。 - 女の子のアリータとアリータ・ウエストは同一人物
第1話の冒頭の女の子のアリータはウルフとの会話の最期に「じゃあね」と言って抜ける動作をするので、第2話を見ると実はペリフェラルだったとわかる。
「ウィルフが危ない人たちと友達になったのが原因だ」と言っていた。「危ない人」はクレプトのレヴで、子供の頃のアリータのペリフェラルをアリータ・ウエストが操作してたのだろう。 - アリータとウィルフ(ウルフ)は姉弟
第3話で二人は孤児で姉弟のように暮らしてたが、ウェスト夫婦にもらわれて義理の姉弟となる。
ウィルフはもともとドイツ系では一般的なウルフギャング(Wolfgang)という名前だったが、孤児院からもらわれるときにウィルフレッドに改名。アリータは今も旧姓のウルフと呼ぶ。 - 「リサーチ研究所の何かの情報を盗み出した」のはアリータの単独犯
レヴはフリンにリサーチ研究所で見たことは聞かずにアリータを探させるので、リサーチ研究所から何かの情報を盗み出したのはアリータの単独犯だろう。 - バートンは元海兵隊
海兵隊の時に田舎の幼馴染の者たちにハプティックを埋められた。
第3話まででわからなかったこと
- アリータ・ウェストが言った10年後にあなたはいないとはどういうことか
アリータに『あなたはこの先10年経ったら存在しない。』と言われる。
未来の世界なので10年後には死んでることを知ってるということだと思われるが、バートンのアバターであるため、アリータが10年経ったら存在しないと言ってるのはバートンのことだろうか。 - トミーの婚約者のディー・ディーはまだ出て無い
ビリー・アンとフリンの会話でフリンがトミーに片思いなのがわかるが、フリンとトミーの会話で婚約者をディー・ディーと言ってる。
名前が出てるので、いずれ出て来るのだろうと思われる。 - フリンはリサーチ研究所で何の情報を見せられたのか
フリンは2回目のシミュレーションでリサーチ研究所に潜入して何かを見せられる。わざわざ潜入した目的はそれを見せるためだったようだが何を見せられたのだろうか。 - レヴ、ウィルフやリサーチ研究所がバートンのペリフェラルを操作してたのがフリンだとわかった理由
バートンのペリフェラルであり、アリータが接触したイージーアイスもバートンのアバターの名前。バートンの代わりにフリンがバートンのペリフェラルを操作したことを、レヴ、ウィルフがなぜわかったのかわからない。いつの間にかリサーチ研究所のターゲットもフリンになっていた。 - レヴが過去にアクセスしたい理由
ウィルフがレヴに「何故過去にアクセスしたいのか」聞くと「君とは友達でいたいので質問には気をつけろ」と忠告される。おそらく聞いてはいけない質問なのだろうが、レヴの目的は何なのだろう。 - ネオプリムとは何か?
レヴとウィルフの会話でネオプリムという言葉が出るが良くわからない。 - ジャックポットとは何か?
ヌーランド博士とグレイスの会話でジャックポットという言葉が出て来るが良くわからない。 - アリータがフィッシャー家のジオラマを作っていた理由
旧ジョン・スノウ邸でアリータがフィッシャー家のジオラマを作っていたのをフリンが発見する。何のために作ったのかの理由は良くわからない。 - アリータとウィルフのファミリーネームが違う理由
第3話のアリータとウィルフを養子にするシーンを英語字幕で見ると「Mr.West」と出てたので養子にしたのはウェスト夫妻のようだ。
なのでアリータ・ウェストなのだろうが、ウィルフレッドがウェストでは無くネザートンなのかの理由はわからなかった。 - アリータとフィッシャー家の関係
第3話でアリータが潜伏していた旧ジョン・スノウ邸にフィッシャー家にあったのと同じ時計があり、フィッシャー家の時計と同じ2時15分にすると隠し扉が開く仕掛けがあった。アリータとフィッシャー家は何かしらの関係があるのかも。
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