中古マンションを購入した時に必須なのが玄関鍵のシリンダー交換です!
自分も迷わず玄関鍵は交換することにしましたが、自分で交換することで費用を節約できました。
交換は難しく無いけど、少し苦労したので書き留めておきます。
玄関鍵の交換は自分でやるべき?
賃貸の場合はいざという時のために大家さんが合鍵を持ってることもあり勝手に交換できないため、管理会社や大家さんを通して交換してもらうことになりますが、中古マンションを購入して玄関鍵を大幅に変えるのでは無くシリンダー交換だけしたい場合は自分でやる方が良いと思います。
理由は誰でもできるくらい簡単であることと、費用が浮くことですね。
玄関鍵の交換は超簡単!
それでは実際にどのくらい簡単なのでしょうか。
具体的にはプラスドライバーがあれば小学生でもできるレベルでした。
自分の場合、一度外して仕組みを理解した後で交換用シリンダーを注文したので、シリンダーが届いて交換するのにかかった時間は3分くらいでした。
自分が購入したのはもともと付いていた MIWA の U9 と呼ばれる鍵用のシリンダーですが、シリンダー付属の交換説明書が以下です。
交換するシリンダーは図の①でドアを挟んで内側のサムターンとネジ2本で止まってるだけです。
なので、作業を簡単に言うと ①ネジ2本を外す、②シリンダーを交換、③ネジ2本を締める、だけなので、簡単な鍵なら1分くらいで交換できるという感じです。
正直、簡単すぎて「えっ?玄関鍵ってこんなに単純なの!?」とビックリしました。笑
費用はどのくらい浮く?
それでは費用的にはどのくらい浮くのでしょうか。
通常、鍵屋さんに依頼すると、交換シリンダー代金+作業料、という感じだと思います。
作業料はピンキリですがネットで検索すると鍵交換の作業料の平均は6,000円~ということでした。
作業員の方の移動も考えると2、3時間拘束するのでまだ妥当ではありますかね。
シリンダー代金は同じなので浮くのは作業料ですが、自分でやる場合はシリンダーをネット等で購入する時に送料がかかります。
シリンダーは高いので送料無料の場合もありそうですが自分の場合は送料に900円かかりました。
送料も加味すると一般的には自分でシリンダー交換することで浮く金額は5,000円くらいでしょうか。
ちなみに自分がシリンダーを購入したお店は車で2、3時間と遠いところだったせいか、作業料は1万2千円と言われたので、このお店を使ってたとすると1万円くらい浮いたことになりますね。
シリンダー交換の必要性
ディンプルキーと呼ばれる鍵の表面に深さの違う凹凸がある鍵の場合は合鍵屋でも簡単に合鍵を作れないので交換までしなくてもというのもありますが、ディスクシリンダーと呼ばれる鍵がギザギザになってる古いタイプの鍵は簡単に合鍵が作れてしまいます。
中古マンションや賃貸の場合、いろんな仲介不動産が部屋を見せる必要があるので合鍵をマンション内に設置しているダイヤルロックのケースに入れていることが多いです。
部屋を探している人に部屋を見せる場合、仲介不動産業者が電話してダイヤル番号を聞いてケースから合鍵を取り出して部屋を見せます。
不動産業者はダイヤル番号を覚えておけばいつでも合鍵を使えてしまうので簡単に合鍵を作れてしまいます。
リスクは最小限にするべきなので、中古マンションや賃貸では少なくともシリンダー交換は実施しておくことをオススメします。
逆マスターキーシステムについて
逆マスターキーシステムとは、玄関鍵と同じ鍵でマンションの共用玄関の鍵も開くというものです。
共用玄関の鍵は同じマンションの全ての鍵で開くということになります。
この場合、玄関鍵のシリンダー交換を行うには共用玄関の鍵が開くような鍵を作る必要があるため、どのマンションかを鍵会社(MIWAなど)に伝えて交換用シリンダーを作ってもらいますが、マンションの住民以外が作れないようにしないといけません。
通常は今付いている玄関鍵のシリアルNoを伝えれば良いのですが、自分の場合は購入した中古マンションの鍵がマスターキーでは無く合鍵屋で作った合鍵だけだったのでシリアルNoがわからず、ネット上の鍵屋さんに依頼しても作成できないということでした。
マンションの管理会社に相談したのですが、前の住人が一度シリンダー交換をしている記録があるが、シリアルNoまで確認していないので難しいとのこと。
最悪の場合は玄関と共有玄関の2本の鍵を持ち歩くことにすればいいし、その場合は玄関鍵をディンプルキーにすることも可能ですが、できれば鍵は一つにしたい。
すると、マンションの管理会社から前の住人がシリンダ交換した時の鍵の業者ならシリアルNoが残ってるかも?と連絡してくれました。
結果、シリアルNoがわかるとのことだったので、その業者経由で逆マスターキーシステムの合鍵を作ってもらうことにしました。
逆マスターキーシステムの場合、作るのに時間がかかるとのことで、実際、1ヶ月くらいはかかりました。
価格は、MIWA U9交換シリンダー7,150円、送料880円、合計8,030円。
実際に交換した時の写真
今回、交換したシリンダーはこの鍵穴の部分。
内側がサムターンになってますがネジが見当たりません。
実はこれはサムターンのカバーで全体がネジになってて回すとあっさり外れます。
サムターンのカバーの台座を回すとあっさり外れてネジが見えました。
左右のネジを2本プラスドライバーで緩めると、シリンダーとサムターンが外れました。
写真の右がシリンダーを裏から見たところで、左手前がサムターン、左奥はサムターンのカバーです。
新しいシリンダーに変えてネジを止めましたが、シリンダーとドアに隙間があいてます。
シリンダーのカバーもネジになってるので回すとカバーとドアの隙間がなくなりました。
この後、サムターンのカバーをすると終了。
新しい鍵で鍵を掛けれることを確認、また、共用玄関も空くことが確認できました。
写真を撮りながら作業したので5分ほどかかりましたが、仕組みわかってれば1分くらいで交換できそうなくらい簡単です。
結論
中古マンションを購入したら設備はできるだけ把握しておいた方が良いです。
玄関鍵の仕組みは難しく無いので自分で変えれるようになっておくと無駄な費用の削減にもなるし防犯のリスク軽減にもなるので、一度試しにドライバーで外してみるのも良いと思います。
コメント