先日(2023/12/1)、バイナンスの日本ユーザはバイナンスジャパンに移行させられ、大きく変わりました。本記事は過去の参考としてバイナンスの頃の記事をそのまま残しているものであり、バイナンスジャパンとは内容が違うのでご注意ください。
バイナンスジャパンは他の国内の取引所と比較すると取り扱い銘柄が多いのが特徴ですが、バイナンスと比較するとかなり少ないですし、目玉だった最大125倍のレバレッジの先物取引も無い。ステーブルコインができるまでは使いづらそうです。
タイトル通りですが、バイナンスで初めて先物取引(信用取引)を試してみたので、バイナンスの現物取引をされてる方向けにやり方などを書いてみました。
仮想通貨自体がハイリスクハイリターンではありますが、もっと超ハイリスクハイリターンな大金かけた博打を神経すり減らしてやりたい人向けです。
ちなみに自分は過去に株と仮想通貨の信用取引で2回かなりの資産を失ったことがあるので、信用取引は最悪ゼロになっても良いお金でゲーム感覚でやることにしてます。
バイナンスで取引するには
この辺りは割愛するので「バイナンス 口座開設」などで検索して詳しいページを見てみてください。
バイナンスにアカウント登録する場合、以下から作ると自分とあなたの双方の手数料が10%offになるようですのでどうぞご利用ください!笑
ちなみにバイナンス側の変化が速いようで検索して出てくる記事は英語表記が多いようですが、今はバイナンスは日本語対応してるので、できるだけ新しい記事を見た方が良いです。
国内で仮想通貨を買うにはコインチェックなどの販売所・取引所で購入したりトレードしたりしますが、バイナンスは海外の取引所で凄い数の仮想通貨のトレードができます。
バイナンスで取引を行うには口座開設が必要ですが、バイナンスは日本語対応しているので敷居が低いし、国内の取引所のように申請して口座開設まで数週間かかったりなんて無く、メールアドレスとかであっさり開設できてすぐにトレードできたりします。
ただしバイナンスを使う場合、まずは日本の販売所でビットコインを買って、バイナンスの自分の口座に送金が必要です。
バイナンスでは、ビットコインで別の仮想通貨を買ったり、一旦、USDT(テザー)というドルと同じ価値の仮想通貨やBNBというバイナンスが発行してる仮想通貨に換えておいて、そこから仮想通貨を売り買いしたりします。
海外の取引所の取引の確定申告について
自分は国内ではコインチェック、bitFlyer、BTCBOXなどの口座を持ってますが昨年は購入はしたけど売っては無いので今年の確定申告は無しです。
昨年末から仮想通貨が暴騰しているので放置もできず来年の確定申告は覚悟したので、今年になって国内でも売買をするようになりました。
バイナンスの口座を作ったのは去年ですが確定申告はどのようにするのでしょうか。
調べたところ今のところ海外の取引所のトレードの場合、日本から送った時と日本に送り返した時点の増減で行うようでした。(間違ってるかもしれないので、ちゃんと調べてみてくださいね。)
極端な例ですが例えばこんな感じですかね。(手数料などは無視した場合)
- 国内のコインチェックで1ビットコインを200万円で購入してバイナンスに送金
- バイナンスでトレードをして2ビットコインになりコインチェックに2ビットコイン送金
⇒ この時点で確定申告要
例えばコインチェックで受信時に1ビットコインが500万円になったとすると200万円⇒1000万円!
この後、年末までに1ビットコインが600万円になって2ビットコイン売ったら1200万円。
この場合、200万円→1200万円なので利益は1000万円!
利益が1000万円の場合は税率が33%になるので税金は330万円!なので実質は670万円。
ところが、もし給与所得が900万円だとすると合計1900万円なので税率は40%になり税金は400万円で実質600万円。。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 | |
---|---|---|---|
1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 | |
1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 | |
3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 | |
6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 | |
9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 | |
18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 | |
40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
仮想通貨で儲けてても何故か損した気分になるのはこの高額な税率のせいですね。
そのくせ損した時は株のように翌年の利益と相殺などできない。
ちなみにビットコインのETF(ビットコインへの投資を含んでる金融商品)が北米で上場したそうです。これまでは日本では仮想通貨の利益は「雑所得」でしたが、金融商品と認められるほど信用度が上がってるのだから株式取引などと同じ税率20%にして欲しいと要望が上がっており、いずれ変更されるだろうとは言われてるようです。
現物取引とレバレッジ取引(信用取引)
株式でも現物取引とレバレッジ取引(信用取引)があります。
ざっくり言うと、現物は持ってるお金で売り買いするもの。
レバレッジ取引は持ってるお金を担保(証拠金)に数倍のお金を借りて売り買いするもの。
例えば現物取引の場合。(手数料は無視した場合)
- 1ビットコイン500万円の時に0.2ビットコインを100万円で購入
- 1ビットコイン600万円になって0.2ビットコインを売ると120万円なので利益は20万円
レバレッジ取引で証拠金の4倍の取引ができる場合。(手数料は無視した場合)
- 100万円を証拠金に登録して400万円の取引枠を確保
- 1ビットコイン500万円の時に0.8ビットコインをレバレッジ取引で400万円借入して購入
- 1ビットコイン600万円で0.8ビットコインを売ると480万円、利益は80万円
- 400万円返済、残額は180万円
レバレッジ取引の方が良さそうですが逆に1ビットコイン400万円に落ちた場合、現物なら80万円に下げるので20万円の損益ですが、レバレッジなら320万円に下がるので損益は80万円!ハイリスクハイリターンなわけですね。
ちなみに上記は単純に計算すると100万円⇒20万円になりますが、もっとひどい時はゼロになります。レバレッジ取引はある程度下げた時点で証拠金が不足するので証拠金を増資(追証)するよう通知が来て、できなければ強制的に決済(ロスカット)されます。通知が来た時点で対処すればゼロはまぬがれますが、どんなに下げてもマイナスにはならないようになっています。
どのくらい下げると追証やロスカットになるかは取引所によって違うし、たとえばコインチェックではレバレッジ取引をやめてたりするので、どの取引所を使うかの比較材料の一つになってますね。
国内ではレバレッジは一般的に4倍くらいのようですが、バイナンスは最大125倍という凄い倍率のレバレッジ取引などもあったりします。
またレバレッジ取引は売りから入る(ショート)こともできるという特徴があるので次に書いておきます。
レバレッジ取引のロングとショート
1BTC 500万円の時に証拠金に0.1BTC(50万円分)を入れてて5倍まで取引できるとすると、250万円分の取引が可能になります。
買いから入るレバレッジ取引(ロング)の場合(手数料は無視した場合)
- 150万円分のBTCを借入して1500円のETCを150万円分(1000ETC)購入
- 1600円になったところで1000ETCを売却(160万円のBTCに交換)
- 150万円分のBTCを返済して残った10万円分のBTCが利益
このように上がると思ってる仮想通貨を買って売るものをロング。
売りから入るレバレッジ取引(ショート)の場合(手数料は無視した場合)
- 160万円分のETC(1000ETC)を借入して売却(160万円分のBTCに交換)
- ETCの価格が1600円から1500円に下がって来た時に150万円分のETC(1000ETC)を購入
- 1000ETCを返却すると10万円分のBTCが利益として残る
このように下がると思ってる仮想通貨を借りて売って買い戻して返すのをショート。
現物取引とは違い、相場が下落している時でもショートを使うと利益を出せるのが特徴です。
バイナンスのレバレッジ取引(マージン取引と先物取引)
バイナンスのレバレッジ取引にはマージン取引と先物取引があるようです。
この辺も詳しくは他のページを参照してください。笑
マージン取引は上記で記載している信用取引のこと。
全ての仮想通貨が対象では無く、バイナンスの場合はマージン取引できる仮想通貨はマーケットのリストを見ると何倍まで取引ができるか表記があり、3~10倍のようです。
さて、ようやく先物取引までたどり着きました。
先物取引も売買の仕方はほぼ同じなようですがレバレッジが最大125倍と異常に大きいです。
もともとの先物取引というのは穀物などを将来的に買う約束を少ない金額で結んでおく取引のようで、例えば、農家のAさんから12月に100トン分の小麦を200ドル/トンで買う権利を実際の1%の200ドルで契約しておいて12月に実際に100トンを20,000ドルで購入するような取引。
農家側は早い段階で売上を確約することができるので経営を安定させることができる。
先物取引はその権利自体を別の人に売ることができる。
小麦がだんだん高騰してきて220ドル/トンになった場合、普通に買うと22,000ドルかかる。
20,000ドルで買える権利+1,000ドルで売ることができれば元手200ドルで1,000ドル稼げる。
こんな感じで少ない額で高額の商品の権利を売り買いするのを先物取引と言うようです。
仮想通貨の場合、穀物のように時期があるわけでは無いので期限や実際に実物を買う必要は無く、先物取引のシステムを利用しているというだけ。
マージン取引と先物取引は見た目はレバレッジの倍率が違うだけのように見えますが、マージン取引はお金を借りて実際の商品の売り買いをするのに対し、先物取引は実際の商品の権利を売り買いするようで実際の商品の価格と微妙に違います。
バイナンスの中だけで先物の売り買いをしているので売り買いしたい人がいないと成立せず、バイナンスのように先物取引を行うユーザーが大勢いないと提供できない商品とも言えるでしょう。
実際にバイナンスのマージン取引と先物取引を見てみましたが、最悪無くなっても良いというつもりでゲーム感覚でやるのであれば先物取引の方が最大125倍なので楽しめます。
投資のつもりで資産を投じるのはリスクが高すぎるのでマージン取引も先物取引もしない方が良いです。笑
例えば10万円でマージン取引した場合、バイナンスで10倍で100万円分のBTCを購入して10%upした場合、10万円→20万円!
10万円で先物取引した場合、バイナンスで100倍で1000万円分のBTC先物を購入して10%upした場合、10万円→110万円!!
まぁ、100倍だと1%の下落でゼロになってしまうので怖すぎますが、先物取引で10倍で売買すればマージン取引と同じだと考えると、先物取引で通常は低倍率で楽しんで、ここぞという時に突っ込むというのが良いんじゃないかと思います。
実際に先物取引を始めてみた
すみません、長くなってしまったのと朝になってしまったので、次の記事にしようと思います。。
検索してもよくわからないバイナンス(binance)の先物取引(Futures)の具体的なやり方 | cuz note (teqnobreaker.com)
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