安楽死したい?
「安楽死」というキーワードで検索すると海外では「安楽死」できる国もあるとか日本の法律の話など難しい記事ばかりでてきますね。
実は自分は本気で最後は「安楽死」したいと考えています!
難しい話は抜きにして、自分が「安楽死」をしたいという考えに至ったことについて書いてみようと思います。自分的にはさほど暗い話では無いですが多少暗い話かも。笑
少しだけ複雑な家庭の事情
まずは自分の簡単な家族構成。
・自分はアラフィフの会社員、バツイチで再婚
・10歳ちょい歳下でうつ病や統合失調症などがある嫁さんのカンナちゃん
・15歳くらいのダックスの老犬ビス(21年5月に亡くなりました)
・自分の実家:父親は数年前に亡くなり、母と結婚してない姉の2人
・カンナちゃんの実家:寝たきりの父親、家庭内別居の母親、結婚してない弟と最近婿養子になった弟の4人
今の嫁さんのカンナちゃんとは5年ほど前に結婚しましたが、結婚してすぐに悩みができました。
自分が死んだ後、カンナちゃんは一人で生きていけるのだろうか。
自分はカンナちゃんより10歳以上歳上なので確実にカンナちゃんより先に死ぬわけですが、カンナちゃんは統合失調症があり一人で生きて行くのが難しいタイプなので、誰か面倒を見てくれる人がいないと困ることに気づいたのです。
子供がいれば子供に面倒を見てもらえそうですが、カンナちゃんは毎日たくさんの薬を飲んでおり、断薬をしないと生まれてくる子供が障害児になる可能性が高く、断薬をすると統合失調症の症状がひどくなり通常の生活を送れなくなるので、事実上、子供が産めないのです。
ちなみに子供はいなくても幸せなので、特に子供が欲しいわけでは無いです。
自分の実家を見ると姉は絶対結婚できないタイプなので、実家の血族は自分の代で終わりです。笑
カンナちゃんには弟が二人いますが、結婚してない方の弟はたぶん性格的に結婚しない。
もう一人の弟は子供できるかもしれないけど、婿養子になったこともあり自分が亡き後にカンナちゃんの面倒をお願いするのは心苦しい。
もし充分な資産を残すことができれば食べて行くことくらいできるだろうけど、カンナちゃんと結婚した頃は貧乏生活で資産を残せると思えなかったのです。(最近は少し風向きが変わってますが)
時が経つといろいろ変わるもので、この記事を書いてから現在(23年12月)までに以下のような変化があり、ウチとしては風向きが良い方向に変わってきました。
- カンナちゃんのお父さんが22年8月に永眠
- カンナちゃんの結婚している弟に女の子が産まれた
- カンナちゃんの結婚してない弟に彼女ができて同棲を始めた
結婚してからの一番の悩み
楽しいはずの新婚生活なのに、自分が死んだ後の心配で「本当に結婚して良かったのだろうか」としばらく一人で悩んでました。笑
当時はカンナちゃんのウツが酷くて仕事できる状態では無かったのと、自分も会社の仕事や上司との関係がうまく行っていなかったので、何でも悪い方向に考えてたんだろうと思います。
その頃は本当に精神的に参ってたので自分もウツになりそうでしたが、カンナちゃんの病気で知識があったので、自分がウツにならないようになんとか回避はできました。
悩んだあげく思いついた解決策は心中でした。笑
なんか心中と言うと悪いイメージですが、思いついたのはそれほど悪いイメージではありません。
ちょっと話が脱線しますが、カンナちゃんとは最初は音楽(テクノ)の趣味でつながったので、結婚してからも一緒に音楽イベントやクラブに踊りに行ってました。
一番楽しかったのは横浜アリーナで石野卓球が毎年やってたWIREですね!もう天国でした。笑
【Party Report】2009.08.29 WIRE09 @ 横浜ARINA
人生初のテクノイベント。なんだかんだ自分の人生が変わったのは WIRE があったからかも。こんなにも楽しい世界があるとは今まで知らなかった。まさに初めての経験で、ショックすら覚えました。今思えば、最初が WIRE だったからこんなにハマったのかも。WIRE は最高でした。いまでもあの感覚が忘れられません。
話は戻って、自分が思いついた解決策は「海外のパーティで二人で一緒に安楽死」というアイデア。失楽園の明るいバージョン。笑
夢の安楽死
安楽死のアイデアを思いついた時、心にずっしりのしかかっていた重しが無くなり、すごく心が楽になったのを覚えています。
それどころか「どうやってハッピーな安楽死をするか」を考えと楽しくなりました!
病気で寝たきりになってから海外に行っても楽しく無いので、たとえばガンなどでもう先が短いとわかったら全財産を使って遊びまくる!そして締めは海外のパーティ!
タイのパンガン島で島全体で行われるフルムーンパーティが良さそう!
死ぬと言ってもまだ20年くらい先だと思うので、その頃にはきっと眠るように安楽死できる薬が開発されていることでしょう!
1ヶ月くらいパンガン島で楽しく暮らして、パーティの中、浜辺で二人で薬を飲んで抱き合って一緒に逝くのです!すごい!なんて素敵なんだ!きっと生まれ変わっても一緒になれるに違いない!
すごく嬉しくなってカンナちゃんに話してみました。
するとカンナちゃんも「すごくいいアイデア!」と一緒に喜んでくれました!
カンナちゃんも、将来自分が亡くなったら一人で生きてくのは寂しくて、生きる気力を失くして衰弱して孤独死するだろうと思ってたんだそうです。
一緒に楽しく逝けるのはすごくハッピーで嬉しい!と同感してくれたので、嬉しくて二人で泣いちゃいました。
日本の現状と安楽死ビジネス
今は当時と違い、我が家はだいぶ状況が好転してきました。
カンナちゃんもだいぶ働けるようになったし、元嫁さんへの慰謝料返済が無くなって貧乏生活からも抜け出せました。
計画的に資産を形成できては無いですが、多少は資産も増えてきてます。
でも今でも最後は二人で幸せな安楽死をしたいと思ってます。
日本では交通事故よりも自殺が多いと言います。孤独死も課題ですし、病気で寝たきりのつらい闘病生活や、意識が無いのに延命治療で生きながらえるのはどうなんでしょう。
元気で暮らしてて寿命でコロっと亡くなるのであれば幸せですが、不幸せな最後を迎える人が多いのが現状でしょう。
もし安楽死を選ぶことができたら。
人に迷惑をかけず、知人に悲しい思いをさせない死を選ぶことは本当にいけないのでしょうか。
最後くらい明るく楽しい死を選ぶことができるといいなあと本気で思ってます。
そんな安楽死ビジネスを誰かやって欲しいなぁ。ほりえもんとか前澤社長とかどうですかね。
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